字光式ナンバープレートとは

字光式ナンバープレート照明器具は雪国において視認性を高める為に開発されました。照明器具の発する熱でナンバープレートに付いた雪を溶かす目的で開発されたとも言われており、実際に多くのドライバーの方が融雪目的で装着されておりました。 最近では照明器具の光源にLEDを用いることが主流となり、発熱が抑えらたので融雪目的での使用には適さなくなりましたが、 その分夜間の雨や雪、霧などの視界不良時やトンネルの中での視認性が向上し、追突事故を未然に防ぐ効果が高まっております。 ペイント式と呼ばれる一般のナンバープレートとは違い、字光式ナンバープレートは文字部分が樹脂製で、 ナンバー裏側に装着する「字光式ナンバープレート照明器具」の光を透過するようになっています。

井上工業の字光式照明器具「パーフェクト」シリーズは普通車用、軽自動車用をラインナップ。
運輸省、国土交通省、全標協等の承認を受けており、フレーム枠も外部突起物規制に準拠、完全車検対応ですので安心してご装着いただけます。

LEDタイプ字光式ナンバープレート照明器具として日本で初めて国土交通省の承認を受けた「LEDパーフェクト」の他、
LEDパーフェクトの後継機種としてLEDパーフェクトecoⅡやLEDパーフェクト大型車用が新たにラインナップされました。

「パーフェクト」、「LEDパーフェクト」は株式会社井上工業の登録商標です。
※照明器具の詳細はこのページ下の井上工業の照明器具の歴史をご覧ください。

普通車

字光式ナンバーにする為には「パーフェクト(字光式ナンバープレート照明器具)」の他、 「字光式ナンバープレート本体」が必要になります。
照明器具はディーラー様や販売店様、修理工場様等から取り寄せていただくことが可能です。
字光式ナンバープレートは陸運支局様の扱いとなります。管轄の運輸支局または検査登録事務所でお買い求めください。
字光式ナンバープレートは普通車用で5,500円程度(2枚)、地域により価格が異なります。
■新規登録時    お車をご購入の際、担当の方に字光式ナンバーで申請していただくのが最も簡単な方法となります。
           照明器具の品番又は商品名を伝えていただければ、字光式仕様で納車されます。
■普通のナンバーから光るナンバー (字光式自動車登録番号標)に変える。
(A)業者に依頼する
お近くのディーラー、販売店にお問合せください。または代理店にお問合せください。
(B)自分で行う(一例として・・・)
基本的な手順は軽自動車と同様ですが、 普通車はナンバープレートの封印を外す必要があります。 道路運送車両法によりやむを得ない事由に該当する時以外は取り外すことはできないので、事前に仮ナンバーを申請し、それを付けて移動をしなければなりません。 キャリアカーで運輸支局等に持ち込む場合は仮ナンバーは必要ありません。
※パーフェクトの取付は、配線等の知識・技術が必要です。慣れている方以外にはお勧めできません。

軽自動車

「パーフェクト(字光式ナンバープレート照明器具)」の他、「字光式ナンバープレート本体」が必要になります。 管轄の軽自動車検査協会(事務所・支所)でお買い求めください。 字光式用ナンバープレートは軽自動車用で6,500円程度(2枚)、地域により価格が異なります。
■新規登録時    普通車と同様に販売店様にご依頼するのが最も簡単な方法となります。
■普通のナンバーから光るナンバー (字光式自動車登録番号標)に変える。
(A)業者に依頼する
お近くのディーラー、販売店にお問合せください。または代理店にお問合せください。
(B)自分で行う(一例として・・・)
1. 軽自動車検査協会で字光式ナンバープレートの登録申請を行う
2. 既存のナンバープレートを外す
3. パーフェクトを装着し、その上に既存のナンバープレートを付ける
4. 自走で軽自動車検査協会に行く
5. 字光式ナンバープレートの交付を受ける
6. 字光式ナンバープレートに付け替える
※パーフェクトの取付は、配線等の知識・技術が必要です。配線等に慣れている方以外にはお勧めできません。
井上工業 字光式照明器具の歴史
井上工業は運輸省、国土交通省等より8商品、電圧の違いを入れれば実に12商品に及ぶ承認を頂いている字光式ナンバープレート照明器具メーカーです。 CCFLやLEDなどの光源をいち早く取り入れ、バックソナーやコーナーセンサー、バックカメラなど日々進化する車のオプション品や、 RoHS指令や外部突起物規制等の規制にも率先して対応して参りました。 これらは全て弊社の照明器具をお使いいただいているユーザー様や弊社商品を扱ってくださるディーラー様からの貴重なご意見を踏まえ、 それを形にしていった結果がこれだけの承認数になったものだと思います。 その結果、たとえ自動車カタログに字光式は装着できませんと表記されておりましても井上工業製の照明器具ならば大丈夫と 認知していただけるようになり、平成11年の初代「パーフェクト」の発売以来、数多くのユーザー様にご装着いただけるようになりました。
第1世代

平成11年 春 字光式照明器具 パーフェクト 初期型 誕生

光源に冷陰極蛍光管(CCFL)を用いたパーフェクトシリーズの原型となる初期型。フレームカラーはガンメタのみでナンバープレート、フレーム装着時で厚さ25mm。 当初はフロント用、リア用と配線の長さで種類分けしておりました。

平成11年 秋 字光式照明器具 パーフェクト (型式 1167) 誕生

パーフェクト初期型の改良型。 光源に当時のノートパソコンの液晶に使われていた冷陰極蛍光管を採用することにより、 照度2500lx(ルクス)を超える高輝度と、均一な明るさ、そして厚さ20mm(ナンバープレート、フレーム装着時)を実現した、当時としては画期的な商品でした。
蛍光管タイプは輝度の低下こそあるものの、寿命が長く令和になってなおこのモデルをご装着されているお客様が多数いらっしゃいます。
フレームカラーはガンメタ、シルバー、オプションでクロムメッキがありました。

平成14年 秋 字光式照明器具 パーフェクト軽自動車用 (型式 1475) 誕生

パーフェクト普通自動車用の拡散板を黄色に染め、オレンジ色に発色するように仕上げた軽自動車専用モデル。 照度1400lx。厚さ20㎜(ナンバープレート、フレーム装着時)。フレームカラーはガンメタ、シルバー、オプションでクロムメッキがありました。
第2世代

平成18年 夏 字光式照明器具 新型 パーフェクト (型式 1833) 誕生

流通時期は平成20年春頃~
1167を改良。照明器具の厚み(ナンバープレート、フレーム装着時)を4㎜程薄くし、20㎜から16㎜にした事によりバックモニター装着のお車にもカメラの視界を遮ることなく装着が可能になりました。また、ハッチバックのドアノブなどにも容易に指が掛かるようになり、取付ステーなどを使用しなくてもほぼ全ての車種でそのまま取付可能となりました。枠のカラーはガンメタとシルバー、オプションでクロムメッキがあります。
このモデルより
・ 無極性回路実装
・ 商品表面左上に型式の刻印
・ 取付ボルトの形状変更(スタッドネジから一本ボルトへ)
以上の変更がなされています。
無極性回路が標準装備となり、照明器具から2本出ている黒い配線のうち片方をプラスに、もう片方をマイナス(ボディアース等)に繋いでいただければ、回路の方でプラスとマイナスを自動で判断しますので、取付の際の誤配線による初期不良がなくなりました。商品表面左上に型式が刻印されるようになりました。※初期モデルは刻印のないもの、又は、「パーフェクト」とのみ刻印されたものもあります。 取付ボルトは1本ボルト仕様となりました。またユーザー様の要望により、亜鉛ビスよりも3~4倍耐食性に優れている、ストロンジンク加工を施しております。

平成18年 夏 字光式照明器具 新型 パーフェクト軽自動車用 (型式 1836) 誕生

流通時期は平成20年春頃~
1833の軽自動車版。厚み等の仕様は1833と同じで、発色のみ軽自動車用に調光された軽自動車専用モデルです。1836も初期ロットを除き、表面の拡散板の左上に型式の刻印が打たれております。枠のカラーはガンメタとシルバー、オプションでクロムメッキがあります。

平成20年 春 字光式照明器具 LEDパーフェクト (型式 2026) 誕生

流通時期は平成20年夏頃~
LEDタイプの字光式ナンバープレート照明器具として日本で初めて国土交通省より承認を頂きました。LEDを34個敷き詰めることにより、圧倒的な輝度とLED光源の弱点でもある、LEDとLEDの隙間による輝度ムラを克服しました。また、定電圧回路を実装しておりますので、バッテリーの状態に左右されることなく一定の明るさを保ちます。試作品は量産品よりもかなりの高輝度だった為、明るすぎて視認試験に落ちてしまう程の高輝度でした。流通商品は出力を絞っておりますが、それでも最大照度2800lxオーバーと国土交通省試験基準上限輝度の字光式照明器具です。
なお、このモデルより配線キットをエレクトロタップからギボシ接続キットに変更しております。枠のカラーはクロムメッキになります。
※試作品は大変申し訳ございませんが販売することができません。基準を超えた明るさになりますとストップランプより目立ってしまう為、後続のドライバー様の運転の妨げとなってしまいます。

平成21年 夏 字光式照明器具 LEDパーフェクトeco (型式 2128) 誕生

流通時期は平成21年秋頃~
LEDパーフェクトの廉価版にあたるLEDパーフェクトeco。LEDを16個使用した廉価モデルでありながら、最大照度1800lxと明るく均一な輝度がありました。明る過ぎず、でも決して暗くない。落ち着きのある発色が特徴で、やや控えめな発光を求めるお客様に好評いただきました。

平成22年 秋 字光式照明器具 LEDパーフェクト (型式 2257) 誕生

流通時期は平成25年春頃~
パーフェクトシリーズ待望の大型車用字光式ナンバープレート照明器具。LED40個を敷き詰めたモデルで発光面が大きいながらも、均一な明るさを維持しております。大型車の場合フロントの装着スペースが限られているお車が多数あり、外枠を付けてしまうと装着ができませんでした。そこで一度はボディ全体をメッキで塗装するということ試みておりましたが、量産が難しく、現在のオプションフレームという形となりました。
第3世代

平成24年 冬 字光 式照明器具 LEDパーフェクト (型式 2468) 誕生

流通時期は平成25年春頃~
「パーフェクトの明るさでより薄い商品を作って欲しい。」長年パーフェクトをご使用してくださっているユーザーの方々、ディーラー様、自動車のエクステリアの設計に携わる方等から数多くご意見をいただき、それを商品化したパーフェクトの新世代商品。チップ型LEDを12個使用し、平均2000lxの照度と均一な明るさ、従来品よりも捻り剛性を高めつつ7㎜の薄型を実現しました。 ただ照明器具を薄くしたのでは輝度が低下し輝度ムラが目立ってしまうこと、捻り剛性が著しく低下してしまうこと、また、設計によってはナンバープレートが不自然に浮いているように見えてしまうこと等が問題で、輝度と堅牢性を保ちつつ、車両と一体感が出せるかということがテーマでした。 それを可能にする為に、従来の接着剤を使用した組み立てではなく、本体の接着に超音波溶着方式を採用しました。これにより部品同士が完全に溶け込み一つのパーツとなる為、水や埃などを遮断し、接着剤を使用した時よりも剛性が高まりました。また、7㎜のフラット設計が実現でき、車両と一体感となるデザインとなりました。 2468のフレームカラーはガンメタ、シルバー、クロムメッキの3色の中からお選びいただけます。

平成25年 夏 字光式照明器具 LEDパーフェクトecoⅡ (型式 2526) 誕生

流通時期 平成25年秋頃~
LEDパーフェクトecoⅡの軽自動車用モデル。 文字の周りの淵が光る軽自動車の字光式ナンバープレートにおいて、一番難しいのは左右からの視認性でした。普通自動車用をそのまま流用したのでは視認性が悪く、何らかの対策が必要でした。本体表面に加工を施せば問題なくクリアできるものの、取り付けの際にユーザー様に負担をかけることなく、従来の構造のまま視認性を向上させることがテーマでした。 そこで井上工業は暖色系の国産高輝度LEDと透過率の高いポリカーボネート製拡散板の組み合わせにより、チップ型LED12個ながら照度約2400lxの高輝度を実現。高輝度の暖色系LEDで照射することにより、従来の照明器具の形状のまま抜群の視認性を確保しました。 従来の照明器具と同じ構造ですので、装着が容易で何度でもナンバープレートの着脱が可能です。フレームカラーは3種類になります。井上工業のフレームは全て外部突起物規制に準拠しております。
パーフェクトの進化はまだまだ続いております・・・

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